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大塚化学の技術力

大塚化学株式会社は、"創造的技術で顧客に貢献"を理念とし、世界に通用する独自の技術でグローバル市場を目指した製品の研究開発を行っています。
徳島総合研究所 研究開発本部 総合研究所 所長 深江 一博 / 顧客ニーズに応じた次世代分野の研究開発を念頭に、中分子医薬品の基盤技術開発、チタン酸塩をベースとした新規の無機材料開発、機能性複合材料の開発を行っています。
「ハイブリッドケミストリー」で新規事業開拓

次世代を担う新しい事業を開拓しようと、"ハイブリッドケミストリー"の考えのもと、社内外の無機、有機分野における様々な「要素技術」の融合を追求し、領域や既存の技術・発想にとらわれない独自の「コア技術」を誕生させようとしています。

オンリーワン技術を追求する人材を求めています

"ユニークケミカル"を念頭に、「大塚化学しかできない」「大塚化学だからする」といった精神のもと、化学メーカーとしての責務を果たすべく、顧客ニーズに応えるオンリーワン技術を追求しています。

新たなオンリーワン技術の開発のためには、変化する顧客ニーズを正確に捉え、迅速且つ的確に、独自の技術を市場に提案していかなければならないと考えています。

つまり、当研究所では、研究活動はあくまでも手段のひとつであると考え、「研究成果を社会に役立つ製品として市場に送り出す」ことを目的・目標にできる人材を必要としています。

徳島 ゴム薬開発研究所 平田 靖 / 2021年1月に、主に自動車用タイヤの性能向上に貢献するゴム材料に配合される特殊有機薬品事業を大塚化学のコア事業にするための研究開発組織として設立されました。
環境に優しいモビリティ社会に化学の力で貢献

自動車用タイヤの低燃費性・耐久性などを向上させることができる特殊な有機薬品の研究開発を行っており、高性能タイヤ用ゴム材料に、大塚化学で開発された世界初のオリジナル化合物が採用されています。それらの化合物は、ゴム材料の中に微量にしか存在しないため、決して目立つわけではありませんが、タイヤは、車の安全性・環境性・快適性に関わる重要な部品であり、今般のモビリティ社会に大きく貢献しています。

特に、自動車の燃費向上に繋がる薬品技術は、二酸化炭素排出量低減を通して環境負荷低減にも貢献しています。

探求心・好奇心から新商品創製へ

研究者達が、「未来のタイヤに求められる性能とは?」「その性能を達成するための薬剤の化学構造とは?」を日々話し合いながら、研究開発を行っています。

タイヤの基幹材料であるゴム材料は、有機高分子であるゴムとそれを補強する充填剤成分から構成される複合材料のため、その特性は、未だに解明されていない未知の部分が非常に多い材料です。そのため、新規の薬剤開発には、研究者の想像性が重要なキーとなります。研究所で想像した化合物を具現化(有機合成)、ゴム材料としての特性までを評価し、最終的に合格した化合物のみが商品化されます。

この想像から始まる商品化までのサイクルでは、大塚化学で長年にわたり培われたヒドラジン誘導体の合成・商業化のノウハウが強みを発揮します。また、このサイクルで、幾度となく失敗することもありますが、研究者たちは、決してあきらめることなく、次に出会えるセレンディピティを楽しみに開発を行っています。

皆さんの探求心・好奇心で、変革しつつあるモビリティ社会に共に貢献していきましょう!

徳島 機能性高分子研究所 研究開発本部 機能性高分子研究所 所長 廣井 良一 / 2017年1月、TERPLUS事業を大塚化学のコア事業にすることを目的に、基礎研究から生産技術までを迅速に行うフラットな組織として発足しました。
独自の制御ラジカル重合技術:TERP法

京都大学・山子研究室との共同研究により開発した独自の制御ラジカル重合技術であるTERP法を用いた機能性ポリマー材料の研究開発を行っています。TERP法は、「高度な分子量制御」「様々なモノマーに対しても適応できる幅広い汎用性」「高い官能基耐性」等の特長から、従来にはない新たな特性を持つ各種機能性ポリマー材料の設計を可能にします。

市場に新しい価値を提案する
TERP法を用い、これまでに高分子量領域での分子量制御の特長を活かした粘着剤や、制御ラジカル重合が得意とするブロックポリマー合成におけるモノマー汎用性を活かした幅広い設計が可能な顔料分散剤の用途開発を進め、「TERPLUS」として市場に送り出しました。関係会社の東山フイルムにてTERPLUSの特長を活かしたフイルムを開発・展開しています。徳島工場内のTERPLUS専用プラントのパイロット設備を活用し、製品化プロセス開発も行っています。

これからも市場に新しい価値を提案すべく、TERP法を活用した機能性ポリマー材料の開発を進めていきます。

研究開発本部 湘南ラボ リーダー 徐 鵬宇 / オープンイノベーションと次世代研究環境構築による、コア・コンピタンスの探究と新規技術・事業の共創。
「オープンイノベーション」で新規事業に挑戦

湘南ヘルスケアイノベーションパーク(湘南iPark)のオープンラボスペースの一角に位置しており、自社の実験台のすぐ隣で他社社員が実験を行っている非常にユニークな環境下、日々切磋琢磨しつつ、交流の輪を拡げ、次の事業につながる新規技術・モノの創出に取り組んでいます。

パートナーと共に、世界を変える

今日、研究を自社だけで完結することが一段と難しい時代になってきています。そのような中、他企業や大学、研究機関などとパートナシップを組み、互いの技術やアイデア、ノウハウ、知見を構造化し、新しい技術・事業を共創していくことが必要です。

当ラボにおいては、湘南iParkというエコシステムのもと、思いついたアイデアをすぐに誰かと一緒に、具現化できる可能性を秘めています。また、湘南iPark内外はじめ、国外とも幅広く共同開発・共同研究を進めており、グローバルに活躍することができます。

我々と共に、パートナーと共に、世界を変える技術を共創していきませんか?

生産本部 技術開発研究所 部長 湯浅 宏昭 / 何百種類とある当社の商品それぞれが、より長くビジネスを継続していくために、ソフト・ハードを融合させて革新的なプロセスを開発し、生産と営業の現場を支援。グローバルな競争に勝ち抜きビジネスを拡大することが当部のミッションです。
「開発」と「生産」の分野でグローバル市場での競争力をつくり出す

当社の製品はグローバルに展開されており、世界中のメーカーとしのぎを削っています。性能・品質・コスト等の総合的な「製品力」で、世界中の顧客のニーズに応えています。

研究開発では、新規、応用開発テーマに取り組んでいます。素材改良や製造プロセス強化のために品質やコストの目標を掲げ、既存ビジネスでのモノづくりに直結した技術開発や、全社を挙げての高効率化をサポートしています。エンジニアリングや設備保全のスタッフと協力し、全機器の設計・生産・投資責任を自覚し、安全・安定・高効率生産に取り組んでいます。

技術開発研究所は、世界中の生産拠点、及び各事業分野での革新的なモノづくりに貢献しています。

行動力とアイディアでオンリーワンを生み出すよろこびを

本来の研究開発は、技術を磨き新しいシーズを掘り起こす仕事です。それに対して当部の仕事は、顧客である企業のニーズを拾い上げ、それを満たすために、機能はもちろん品質やコストでも優位な商品を開発することです。それが顧客の最終商品、たとえば自動車や家電、情報機器などの性能と価格競争力に貢献することになるのです。当部の業務の領域は多岐にわたり、社内で進行しているさまざまなプロジェクトに携わったり、現場の支援を行ったりと、日本のみならずグローバルな拠点すべてが活躍の場となることでしょう。

また当社には、成長する環境とチャンスがあります。私自身、研究員からスタートしてインドで会社・工場建設に携わり、現在の職でまた新たな可能性にチャレンジしています。物怖じしない行動力と固定観念にとらわれない新しいアイデアで、オンリーワンの商品開発に共に挑む方を待っています。