紫外線吸収剤とは
太陽光や照明に含まれる紫外線はプラスチックに当ると光化学反応を起こします。その結果プラスチックが本来持っている物性に大きな影響を与え、色の変化、強度の低下などの劣化状態が生じます。
紫外線吸収剤は紫外線の存在する環境でプラスチックの性能の低下を防ぐため加えられる添加剤の一つです。
紫外線吸収剤のメカニズム
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収し化学反応によって影響の小さな熱やエネルギーに変換することで材料を保護します。劣化の根源であるラジカルの発生を抑える重要な役割があり、主にプラスチックの光劣化抑制のために使用されています。

反応型紫外線吸収剤「RUVA-93」
反応型紫外線吸収「RUVA-93」は、スチレン、アクリル等のビニル系モノマーと容易に重合し、紫外線吸収性官能基を高分子鎖に組み込むことができます。

ソリューション
反応型紫外線吸収剤「RUVA-93」は、添加型紫外線吸収剤の課題である揮散や溶出を解決できます。
RUVA-93 をビニル系の熱・光重合/硬化系組成物へ添加することで、紫外線吸収剤の揮散や溶出がなく、高い安全性と長期間安定した耐候性を付与することができます。
特徴
長期耐候性
290nm-360nmの紫外光を吸収し、 樹脂表面から溶出、ブリードがないため、 外観、表面光沢を維持します。またこの効果は薄膜、繊維においても保持されます。
耐薬品性、環境安全性
高温加工/使用時でも蒸散がなく、耐金属イオン性、耐酸、耐アルカリ性を示します。そのため、金型、作業環境の汚染がありません。
物性
CAS RN | 96478-09-0 | |
---|---|---|
Molecular weight | 323.0 | |
Appearance | Off-white to light brown solid | |
Melting point | °C | 95〜100 |
Purity (GC area) | % | >99.0 |
Unit | Copolymer with MMA | Copolymer with Styrene | |
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Component | RUVA-93/MMA=30/70 | RUVA-93/Styrene=30/70 | |
Appearance | Light yellow powder | Light yellow powder | |
Molecular weight | approx.10,000 | approx.10,000 | |
Tg | °C | approx.90 | approx.90 |
Decomposition point | °C | 260 | 300〜330 |
用途
塗料

自動車用塗料、建材用塗料、エマルジョン塗料
コーティング

UVハードコート、印刷用コート、カード表面コート