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用途開発02 樹脂改質剤

相容化剤への応用

相容化剤への応用例について紹介します。
近年、複数の異種ポリマーを混合する、ポリマーアロイの技術が高分子の物性改善の手段として盛んに研究されています。ポリマーアロイは、既存のポリマーによって構成されるため、ブレンドによって得られる新規ポリマーの性質が予想でき、自動車部品、電気・電子材料部品などの用途に注目されています。その場合、性質の異なる樹脂同工を混ぜるために、混合性を改善する添加剤として相容化剤を用います。

TERP法により開発された新規ブロックポリマーの相容化剤を用いた場合、例えば樹脂Aに親和性のある成分と樹脂Bに親和性のある成分を設計することで可能となり、良好な相容性を発現し今までになかったポリマーアロイを作り出す可能性があります。

相容化剤の設計

相容化剤の設計

TERP法を用い、アロイ化樹脂に対し最適なセグメントを最適な分子量で
設計することで、高度な相容性が発現する。

TERP相容化剤による相容性向上

写真は、実際に性質の異なる2種類の樹脂の相容性を評価した結果です。

少量の添加で有効

混合対象の樹脂同士が溶け合わない場合では、単なる混合では左図のように相容できません。TERP法を用い、両方の樹脂に親和性のある相容化剤を設計することで、それぞれの樹脂への相容性を高めることができ、樹脂のドメインサイズを微小化することができます。この結果、従来の相容化剤では発現し得なかった新たな物性向上が期待できます。

TERP相容化剤による相容性向上

対象樹脂に対し最適な設計を行ったTERP相容化剤は
市販品と比較し、ドメインサイズが微少化。

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