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ポチコンの特長

ミクロ補強性

プラスチックス中の繊維の分散状態がミクロ単位に均一であるので、超精密成形、薄肉成形が可能です。また、金属の切削加工で対応していた部品のプラスチック化も容易にすることができ、成形品の軽薄短小化を実現します。

優れた摩擦摩耗性

摺動グレードの開発により、無潤滑で優れた摩擦摩耗性を持つ摺動部品の成形を可能にします。

ティスモの硬度は、ガラス繊維や炭素繊維などの補強繊維より低いので、接触する部品を摩耗することで起こる「かじり」現象がありません。

優れたリサイクル性

ティスモの剛性、強度、サイズなどの物理的特性に起因する3つのリサイクル性を持ち、再使用が可能です。

  • 混練機によるペレット作成時、平均繊維長保持率が高く、約90%となります。
  • プラスチック中に充てんされると、その後の機械加工で、破損がほとんど起きません。
  • 焼却時、ガラス繊維のように炉を損傷しない。
PA66系ポチコン ONN308のリサイクル特性

優れた寸法精度と安定性

ティスモは極めて微細な繊維であり、射出成形品内部での繊維配向が比較的小さいことから、優れた寸法精度と安定性を発揮。樹脂の流れ方向・直角方向での強度差もほとんどありません。

寸法精度、強度バランスの要求される高機能部品への適用が可能です。

極限の表面平滑性

ティスモは極めて微細な繊維であり、ティスモを配合して作られるポチコンによる成形品は金型転写性が高く、鏡面状態の平滑面が得られます。

面精度の向上により、精密部品、摺動部品、メッキ部品、外観部品などに最適です。

成形品の表面粗さ

容易な成形加工性

ポチコンは高い流動性があり、成形加工が容易です。

100μmのピンポイントゲートでの成形、100μmの超薄肉成形も可能です。

ティスモの硬度が低いので、ガラス繊維や炭素繊維などの従来の強化材料と比較して、成形機および金型の摩耗が極めて小さく、設備のメンテナンスコストの面からも非常に有利となります。