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先輩社員紹介

生産本部 技術開発研究所 新素材プロセスグループ 摩擦材グループ 研究で物事・事象の本質を捉え製品化につなげていく

学生時代の研究を大塚化学でも活かせる

私は学生時代にチタン酸塩を出発原料とした光触媒材料に関する研究をしており、特に「チタン酸塩の合成」にとても興味を持っておりました。就職する際にはチタン酸塩に関わる仕事に従事したいと考え、就職活動時に関連特許を調査し、いくつかの企業で研究・開発を行っている事がわかりました。その中でも大塚化学では自動車のブレーキパッド原材料用にチタン酸塩(=ティスモ、テラセス)の研究開発が行われている事を知ったため志望し入社致しました。

要因解析を行い、原因を解明する

入社4年目から中国工場で新規テラセスの量産立ち上げに携わる事となりました。量産試作を実施した所、どうしても製品物性の一つが安定せず目標物性に達することができませんでした。条件変更し生産を試みても解決することができず困っていましたが、上司・先輩と相談し、再度、製品物性に影響する可能性がある項目を洗い出し、要因解析を行いました。要因の一つ一つをラボ実験で繰り返し検証し影響度合いを調査していく事で、「原料のある物性」が新規テラセスの製品物性に影響する事がわかりました。要因解析を行い地道に解明することで、目標物性も達成でき量産も問題なく行えるようになりました。この経験から製品を作るには様々な条件があるなかで、要因解析・原因究明で「本質を捉える」ことが重要である事を学びました。

やりたいこと・解決策を自分自身で考える

学生時代から研究していたチタン酸塩について今現在でも関わりがある仕事ができていること、テーマを進めていく上で自由度が高いことがうれしいです。

テラセスのスペシャリストになりたい

私が所属する摩擦材グループではティスモ、テラセスの研究・開発・生産技術対応をしており、製品は世界中の自動車用ブレーキパッドに採用されております。入社から現在に至るまでテラセスの研究・生産技術に従事してきました。今後はブレーキパッド中のテラセスの摩擦現象等について研究を行い、知見を深め、合成・評価・生産技術・ユーザーへの技術説明の全てをこなせる研究者・技術者になりたいです。

先輩コラム | オフの過ごし方 2ヶ月に一回程度国内旅行しています。