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フィルム用ポチコン耐熱フィルム用複合材料

低線膨張、高剛性でフィルムの新たな可能性に挑戦

特殊鱗片状「フィラー」を熱可塑性樹脂と複合化することで、低線膨張係数、高剛性を兼ね備え、リサイクル可能な熱可塑フィルム用複合材料です。

フィルム用ポチコンとは

「フィルム用ポチコン」は、特殊な鱗片状フィラーを熱可塑性樹脂と複合化することで、耐折性・高剛性、さらに絶縁性能を有したフィルム、シート用材料です。また、低線膨張係数を可能として、二次加工や金属との接着性も良好であることからフレキシブル基板、多層基板などへも用途が広がります。

耐熱フィルム
耐熱チューブ

フィルム用ポチコンの特長

  1. 高剛性・耐折性・表面平滑性
  2. リサイクル性・低線膨張係数
  3. 熱可塑性:二次加工が容易
  4. はんだ耐熱性 260℃ 60秒
  5. 優れた誘電特性
  6. 低熱融着性 250℃

フィルム用ポチコンの用途

  • 絶縁シート、ベルト、チューブ
  • スピーカー振動板
  • 多層基板用材料
  • カバーレイ
  • フレキシブル接続基板用材料

フィルム用ポチコンの誘電特性

テラフィルの誘電特性

フィルム用ポチコンの物性

樹脂
PA12
PEI
PEEK
 
単位
試験方法
 
フィラー充填率
%
-
-
0 15 0 15 0 15
線膨張係数
X10-5/℃
TMA
(30~100℃)
MD
20~21 12~13 5.6~6.6 2.4~3.2 6.1~7.2 2.7~3.3
TD
16~17 13~14 5.2~6.4 3.3~3.9 6.0~7.4 3.6~4.6
引張強度
MPa
JIS Z1702
MD
21 28 110 104 62 74
TD
- 27 - 88 64 55
伸び(降伏)
% ( )at yield
MD
(5.5) (5.7) 19.4 4.8 (5.0) 4.4
TD
- (6.0) - 5.0 (5.1) 4.1
ヤング率
GPa
JIS Z1702
JIS K7161
MD
0.9 1.8 3.0 5.3 2.3 5.0
TD
- 1.7 - 4.9 2.3 4.4
直角形引裂強度
MPa
JIS K7128-3
MD
11.5 12.7 11.0 14.6 12.5 15.8
TD
- 12.3 11.4 8.2 12.4 13.0
直角形引裂伸び
%
MD
15.8 12.1 2.1 1.8 4.1 3.3
TD
- 11.6 2.0 0.9 3.8 2.8
誘電率(at 3GHz)
-
空洞共振器法
MD
2.7 2.9 3.0 3.1 3.1 3.3
TD
2.7 2.9 2.9 2.9 3.2 3.2
誘電正接(at 3GHz)
-
MD
0.015 0.014 0.004 0.006 0.004 0.003
TD
0.014 0.014 0.004 0.006 0.004 0.003