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テラセスレピドクロサイト型 鱗片状チタン酸塩

グローバルなニーズに応える新素材

大塚化学の要素技術の一つである形状制御、組成制御技術を駆使し、世界で初めてのチタン酸塩を開発いたしました。
自動車ブレーキ用摩擦材を中心に使用され、グローバルに日々拡大し続けております。

テラセスとは

テラセスは、摩擦調整材としてµ安定性、耐摩耗性、耐フェード性、及びNVH 等を改善することができます。

  1. これらの効果は、テラセスの形状や結晶構造がもたらす物理的・機械的要因と、化学的な性質がもたらす摩擦界面での化学反応による要因の両者に起因しており、グレードによりその特徴を変えています。
  2. 多くの特徴的なグレードを持ち合わせているために、お客様に常に最適なフィラーをご提案することができます。
テラセスPS SEM写真
テラセスPM SEM写真
テラセスL SEM写真

テラセスシリーズの用途

  • ブレーキ用摩擦調整材
    (自動車ブレーキパッド、ブレーキライニング、乾式クラッチ、二輪用ブレーキパッド、遠心クラッチなど)

テラセスを使用したブレーキパッドのダイナモ試験結果(JASO C-406P1)

テラセスを使用したブレーキパッドのダイナモ試験結果(JASO C-406P1)

テラセスシリーズの一般物性

グレード
PS
L
TF-S
JP
DSR
化学名
チタン酸マグネシウムカリウム チタン酸リチウムカリウム チタン酸カリウム チタン酸カリウム チタン酸ナトリウム
外観
白色粉末
形状
板状 板状 板状 アメーバ状 多孔質
粒子径(D50)
(µm)
2~6 10~35 3~11 6~13 10~40
静カサ比重
(g/cm3
0.25~0.75 0.3~1.0 0.3~0.7 0.2~0.8 0.25~0.65
水分(%)
<0.7 <0.7 <0.7 <0.7 <0.7
pH
(水中分散)
10~11.5 10~11.5 9~11 9~11 8.5~10.5
比表面積
(m2/g)
1~4 0.2~1.5 2~5 5~10 4~6
融点(℃)
1,350~1,400 1,150~1,200 1,300~1,350 1,300~1,350 1,300~1,350
摩擦特性
µ安定性向上 低摩擦性 優れたµ特性
耐フェード性
優れたµ特性
耐フェード性
優れたµ特性
耐フェード性