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ゴム用添加剤

大塚化学では、ヒドラジン誘導体を中心とした有機合成・生産設備を活用した各種ゴム配合用の特殊有機薬品の開発・販売およびゴム用発泡剤・無機フィラーを販売いたしております。
これらの特殊有機薬品をゴム配合に添加することで、ゴム製品の耐久性・低燃費化などの性能が大きく改善されます。大塚化学は、ゴム製品の性能向上に技術貢献することで、地球環境負荷低減へ貢献して参ります。

大塚化学のゴム用添加剤開発の特徴

大塚化学では、社内にゴムテストサンプル作製から基本的ゴム物性を評価できる設備を導入することで、新規添加剤の効率的な開発を行っております。また、これらの評価解析技術により、ゴム製品会社様へ的確な添加剤種類・その活用方法の提案ができることを目指しております。

ゴム用サンプル作製・評価設備例

加硫評価装置
小型混練装置
小型ロール

ゴム用有機薬品(Acroadシリーズ)

ゴム用の添加剤の中でも、大塚化学独自の特殊有機薬品群を「Acroad」の商品名として、販売いたしております。この商品名は、Acroはギリシャ語の「最先端」、adは英語の「添加剤」 (Additive)の最初の2文字をとり、また、roadはタイヤが走る「道」(road)を意味した造語となっており、大塚化学の独自添加剤技術がゴム製品の最先端化に貢献できる思いを込めております。

ゴム用有機薬品の特徴

ゴム用有機薬品としましては、下記の性能向上にあわせたラインナップとして製品化いたしております。

充填剤分散性

  1. 天然ゴム/カーボンブラック配合系
    混練中に少量 (0.2~2.0 phr) 添加することで、天然ゴム中のカーボンブラックの分散性を向上させることができます。得られた加硫ゴムは、低発熱化・低ヒスロス化の特性が得られます。タイヤ用ゴムに利用した場合は、低燃費性・耐久性の向上に繋がります。また、防振ゴムに利用した場合では、低動倍率化に寄与します。
  2. 合成ゴム/シリカ・カーボンブラック配合系
    混練中に少量 (0.4~2.0 phr) 添加することで、合成ゴム(SBR/BR/NBR)中のシリカ・カーボンブラックの分散性を向上させることができます。得られた加硫ゴムは、低発熱化・低ヒスロス化の特性が得られます。タイヤ用ゴムに利用した場合は、低燃費性・耐久性の向上に繋がります。

耐久性(天然ゴム・合成ゴム/カーボンブラック配合系)

混練中に少量 (0.2~2.0 phr) 添加することで、得られた加硫ゴムの引裂性能が著しく向上します。ゴム製品の耐裂傷性を向上させることでゴム製品寿命の向上に繋がります。

恒粘度性(天然ゴム原料)

天然ゴムの加工工程において、天然ゴムに少量 (0.1~0.3 phr) 添加することで、天然ゴム原料の恒粘度性が向上します。この天然ゴムを利用することで素練り工程が不要になるとともに、品質管理の向上が期待できます。

ゴム用添加剤の用途

  • 大型タイヤ用ゴム(天然ゴム/カーボンブラック配合系)
  • 小型タイヤ用ゴム(合成ゴム/シリカ配合系)
  • 防振ゴム・コンベヤーベルト用ゴム
  • その他工業用ゴム製品
  • 天然ゴム原料